No.044 / 2023.03.22

THE MASTERPIECE

今月の名作

小倉百人一首

小倉百人一首

紀貫之、天智天皇、平兼盛、小野小町、紫式部・・・。
100首の中でたった5人。
私の知識の無さにうなだれてしまった。

でも見れば見るほど美しい木版画。
流れる文字。キレッキレの色使い。

制作されたのは付いていたお値段（1円50銭）からすると多分、大正時代の初め。
木製の箱にきちんと納められ、遊んだ後もオブジェとして美しい一品。

この記事のために小倉百人一首を調べていたら、富山市の高志の国文学館でなんと
百人一首　和歌と美の世界展
を開催しているではないか！これは観にいかねば。

ちなみに越中国(富山県）の国守として滞在していた大伴家持の歌は　百人一首　の中に。

小倉百人一首　は藤原定家が平安から鎌倉時代までの優れた歌人の歌を厳選したもの。

学びは続く。

SELECTOR｜TOMOKO KOMATSU

T/KOMATSU

CDCバイヤーT/KOMATSU

1968年1月生まれ。富山市在住。 CDCのバイヤーとして洋服、雑貨のバイイングを担当。幼少期、野山（旧山田村生まれ）をかけまわっていたせいか、春になると“山が私を呼んでいる”と勝手に感じてしまうほど山が好き。登山ではなく、もっぱら山菜採りのみ。

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今月の一品