No.419 / 2026.04.29

TOPICS / zakka 大衆食堂のような平たいステンレスのカトラリー

色の濃い料理や匂いの強いおかずを食べる時、木製の箸やスプーンだと色移りや匂い残りが少し気になってしまうことがある。そんな時に全く気兼ねなく使えるのが、汚れが染み込まない金属製のカトラリーだ。

韓国の食堂でお馴染みのスッカラ(スプーン)とチョッカラ(箸)。装飾が一切ない無機質なステンレスの質感が、気取らない大衆的な定食屋のような風景を作ってくれる。手に取ると適度な重みがあり、薄っぺらな安物とは違う「道具としての丈夫さ」がしっかり伝わってくる。

チョッカラ(箸)は、日本の丸や四角い箸とは違って平べったい形をしているのが特徴だ。
手にした時の重心や握り心地が独特で、最初は少し戸惑うかもしれない。けれど、テーブルに無造作に置いてもコロコロと転がらず、しつこい油汚れも洗剤でスッと落とせるこの合理的な作りは、慣れてしまうと案外手放せなくなる。

スッカラ(スプーン)は柄が長く、すくう部分が浅く作られている。
口当たりがよく、ご飯と具材をしっかり混ぜ合わせたり、器の底に残った汁物を綺麗にすくい取ったりするのに、この平たい形がとても理にかなっている。

決して上品で優雅なカトラリーではない。
だからこそ、欠けたり痛んだりすることを気にせず、毎日の食事でガシガシと使い倒せる頼もしさがある。カトラリースタンドに数本立てておきたくなる、タフで実用的な日用品だ。