No.428 / 2026.05.12

TOPICS / zakka スマートフォンにはない物理的な塊。機能美に徹した有線のデジタル時計

時間を確認するだけならスマートフォンがあれば十分だ。わざわざ光る時計を部屋に置くのは、純粋にこの機能美に徹した四角い塊を手元に置いておきたいからに他ならない。

実用面での物理的な制約をひとつ。これは電池式ではなく、ACアダプターをコンセントに挿して使う給電式だ。つまり、本体の背面からは常に黒いケーブルが一本伸びている状態になる。コードレスのすっきりとした配置を求めている人には向かない。常時点灯する明るいLEDを維持するための、諦めるしかない仕様だ。

トップにはスヌーズ機能とライトを操作するための平らなボタンが配置されているだけ。複雑な設定や過剰な機能は一切なく、ただ時間を示し、アラームを鳴らすという目的だけに特化している。この愛想のないソリッドな造形こそが、ブラウンというブランドの持ち味でもある。

本体の下半分、透明なパーツの部分はタッチダウンライトになっている。夜中に目が覚めたとき、暗闇の中でスマホの眩しい画面を覗き込む代わりに、上部をポンと触るだけでテーブルの上がぼんやりと光る。

部屋のどこからでも直感的に時間がわかる大きな数字。無駄を削ぎ落としたミッドセンチュリーのプロダクトは、寝室のサイドテーブルや、複数のモニターが並ぶ仕事用のデスクの端に無造作に置いておくのがよく似合う。