No.373 / 2026.02.06

TOPICS / zakka 猫の食事にも、静かな美学を。

ペット用品というと、どうしてもファンシーな色使いや、可愛らしすぎるデザインが多い。
部屋のインテリアを整えても、そこだけ「生活感」が浮いてしまうのが悩みだった。
PUEBCOが作ったこのフードボウルは、そんなノイズを一切感じさせない。
実験室のビーカーやシャーレを思わせる、無機質なボロシリケイトガラス(耐熱ガラス)。
そこに、スペックを記しただけの白いプリント。
「猫のための器」である前に、一つの美しい「ガラスのオブジェ」として成立している。

素材のボロシリケイトガラスは、理化学器具にも使われるタフな素材。
匂いや色が移りにくく、さっと洗うだけで清潔を保てる。
プラスチック製のように傷だらけになることもないし、陶器のように重すぎることもない。
透明なガラス越しに見えるカリカリ(ドライフード)さえ、なんだか少しアートな質感に見えてくるから不思議。

デザインの美しさだけでなく、機能もしっかりと考えられている。
底上げされた形状は、猫が首を大きく下げずに食事ができるちょうどいい高さ。
吐き戻しの軽減や、足腰への負担を減らすことにも繋がる。
見た目はクールだが、使い手(猫)への優しさは温かい。

フローリングの床に置いても、ヴィンテージの家具の横に置いても、すっと馴染む。
光が当たれば、きれいな影を落とす。 愛猫の食事風景を、単なる「エサの時間」から、眺めていたくなるような静かなシーンに変えてくれる。
飼い主の自己満足かもしれないけれど、毎日使うものだからこそ、こういう景色にこだわりたいものですね。