No.358 / 2026.01.10

TOPICS / zakka 雪山での役目を終えて。PUEBCO SNOW JACKET CONVERTED TO POUCH

白は白でも、ただの白じゃない。 どこか煤けたような、あるいは使い込まれたような、独特の鈍い光沢。
それもそのはず、素材はデッドストックやユーズドの「スノーパーカー」を解体して再構築したもの。
それがこうして日常の道具に生まれ変わる。 その背景だけで、もう十分に惹かれてしまう。

表面に貼られたたメッセージは、その出自を示すスペックのようなもの。
新品のナイロン製品にはない、不均一なシワや、個体ごとに異なる生地の表情。
これを「劣化」と見るか、「味」と見るか。
もちろん、うちは後者。 綺麗に整いすぎた工業製品よりも、
これくらい無骨で、少し雑味がある方が、道具としては愛着が湧く。

元がアウターなだけあって、生地には中綿のような適度な厚みとクッション性がある。
これがガジェット類を入れるのにちょうどいい。
充電器やケーブル、モバイルバッテリー。 少し手荒に扱っても中身を守ってくれる安心感があるね。
マチ幅もしっかりあって、デスクの上に置いた時にコロンと自立するのも、地味だが重要なポイント。

ファスナーを開けると、裏地は深いオリーブグリーン。
外側の雪景色のような白と、内側の森のような緑。
このコントラストが、目に入るたびに少し嬉しい。
かつては雪山で気配を消していた素材が、今は鞄の中で散らばる小物をまとめてくれている。
そんな「道具の第二の人生」を、勝手に想像して楽しむのも悪くない。