No.339 / 2025.11.22
TOPICS / zakka 数千年の時を超えて、部屋の片隅に佇む「彼女」たち。

「土偶を部屋に飾る」と聞くと、少し突飛に聞こえるかもしれません。
博物館のガラスケース越しに見るものであって、暮らしの中に持ち込むものではない、
そう思われがちです。
けれど、この「八頭身美人土偶」と目が合ったとき、そんな固定観念がふっと消えました。
真っ黒な肌に、極端にデフォルメされたプロポーション。
古代の祈りの対象でありながら、現代アートの彫刻のような、不思議なモダンさを纏っています。
八頭身美人土偶SS
3300yen
八頭身美人土偶S
5830yen

サイズはSとSSの2種類。 並べて置くと、まるで姉妹か親子のように会話が聞こえてきそうです。
「八頭身美人」という、少しユーモラスで直球なネーミングも気に入っています。
その名の通り、すらりと伸びた足とくびれたウエスト、そして小さな頭部。
本来の土偶が持つ土着的な念のようなものが、この潔い黒一色の仕上げによって中和され、
静かなオブジェとして成立しています。

横から見ると、その曲線美がいっそう際立ちます。
マットな質感は、光を吸い込むような深い黒。
木製の家具や、少し錆びた金属の棚など、使い込まれた素材の横に置くと、
異素材のコントラストが生まれて空間が引き締まります。
ただ可愛いだけのアニマルオブジェでもなく、高尚すぎる芸術品でもない。
「なんで家に土偶があるの?」と聞かれたら、「なんとなく落ち着くから」と答えたくなる、
そんな大らかな存在感です。

後ろ姿にも、丁寧な仕事が見て取れます。 刻まれた文様や、
どっしりと大地を踏みしめるような足元の造形。
お守り代わりに玄関に置いたり、植物の横にそっと添えてみたり。
遠い昔、誰かが切実な願いを込めて作った形が、今の私たちの暮らしに
「抜け感」や「安らぎ」を与えてくれるというのは、なんだか面白い巡り合わせです。
目が合うたびに、ふっと肩の力が抜けるような。
静かな「彼女」たちを、インテリアの不思議なスパイスとして迎えてみてはいかがでしょうか。
八頭身美人土偶SS
3300yen
八頭身美人土偶S
5830yen

