No.279 / 2025.08.07

TOPICS / zakka フランスの偉人たち、手のひらサイズで集合

フェーヴ(fève) と呼ばれる、フランスのガレット・デ・ロワに忍ばせる小さな陶器人形。
しかもテーマは「Greatman of France」。

歴史に名を刻むフランスの偉人たちが、ポケットに入るサイズにデフォルメされているのです。

「フェーヴ」とはフランス語で“そら豆”のこと。
もともとは新年のお菓子 ガレット・デ・ロワ の中に、豆を仕込んで「当たり」を決める遊びから始まったものです。

やがて陶器や磁器で作られたミニチュアに置き換わり、宗教的な人形から、動物、建物、キャラクターまで、ありとあらゆるモチーフがフェーヴ化されてきました。
フランスにはこの小さな陶器を集める「ファボフィル(フェーヴ・コレクター)」という趣味人たちまでいるほど。

ケーキに隠すだけでなく、今や“集めて飾る雑貨”として世界中で人気を集めています。

今回のセットは、フランスの偉人たちが胸像になったシリーズ。
政治家ジュール・フェリーに、ガラス工芸の巨匠エミール・ガレ、
風景画家クロード・ロラン、EUの父ロベール・シューマン、そして大統領レイモン・ポワンカレ。

歴史の教科書では堅苦しい名前ですが、陶器の胸像になると不思議と親しみが湧きます。
まるで「小さな置物会議」をしているようで、見ているだけでクスッと笑えます。

高さはわずか2〜3cm。眼鏡ケースや時計の上にちょこんと置くだけで、景色がユーモラスに変わります。
偉人というより「仕事帰りに寄り道するオジサンたち」みたいな雰囲気。

フェーヴ本来の「ケーキに仕込む楽しさ」だけでなく、インテリア小物として遊ぶのも面白いんです。

雑貨は「役に立つ」だけでは面白くない。
こういう無駄で、ちょっと笑える存在があると、暮らしが軽やかになります。

フランスの偉人たちが、まるで駄菓子屋の景品みたいに手元に転がっている──
そのギャップを楽しんでください。