自分たちがお店を始めた90年代後半から2000年代初頭は国内雑貨のレベルが本当に低く取り扱いたいものがほとんどなかった。なので海外の古いものを求めて年に数回はアメリカやヨーロッパに買い付けに出かけていました。レイモン・サヴィニャックやエルベ・モルバンなどの商業広告のイラスト、50年代から60年代のカフェオレボウルなどと並んで人気のあったのが1960年頃、フランスで企業のノベルティとして製作されていたBourbon社のアクリルキーホルダー。当時のフランスでは、商品の販売促進グッズとしてキーホルダーが広く普及していましたが、中でもBourbon社のキーホルダーは特に精巧なつくりで知られ、「世界一贅沢なオマケ」と称されるほどの人気を誇りました。そのため、現在では世界中に熱心なコレクターが存在しています。

自分も絶対売りたくないものを数個コレクションしています

Bourbon社のキーホルダーの特徴はなんといっても60年たっても経年劣化しないアクリルの品質の良さと商品自体に重厚感を与えてくれるリング部分のダイヤル。

企業ロゴや商品を再現したものだけでなく、ユニークで遊び心のあるモチーフが多彩で見た目が洗練されているため、日常生活の中で使用するだけで特別感を味わえます。鍵につけたりかばんにつけたりして1960年代のフランスの美学を感じられるヴィンテージ感を楽しんでください。

EVIANなど日本人にもなじみのある企業のものも多数。他にはない個性豊かなデザインは、自分だけの「特別なもの」を使っているという気持ちを高めてくれます。