No.530 / 2026.02.05

TODAY'S CDC

発注

発注

2007年3月。
アパレルの展示会出張から戻った翌日の発注作業。

2月から3月にかけて、その年の8月頃から入荷する秋物の展示会を回る。
会場ではサンプルが大量に並び、1点ずつ写真を撮影し、スワッチに特徴をメモしていく。

出張から戻った翌日、
店が終わった20時頃から、スタッフ全員で発注作業。
ああだこうだと言いながら、夜遅くまで続く。
意外に楽しさもある作業だがこの作業に残業代を出す余裕はなく、
出せば会社が持たない。せいぜいピザの出前かマックの差し入れ。
今じゃ絶対に無理

取引先が20社あれば、20件分の発注。
それを1か月ほど、毎週展示会と発注作業の繰り返しで行う。

こうして苦労して発注した商品が、約半年後に入荷する。
真夏の暑い時期に、分厚いニットが届くことも珍しくない。
売れるのはまだ先だが、支払いは翌月には発生する。

資金は銀行から短期融資を受け、
半年後、売上を立てて一括返済する。

10年ほど前までは、このやり方でも成り立っていた。

アパレル業界では今も基本構造は変わっていないが、
このビジネスモデルは、もはや現実的ではないと感じている。

うちはこの仕組みに面白さを見出せなくなり、撤退した。
このあたりの話は、もう少し整理して note で書いていく予定。

※過去20年分の会社の写真のデーターの入った外付けハードディスの整理中です。
懐かしい写真に思わず手が止まってしまい作業がすすみません

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