No.027 / 2022.03.31
今月の名作
時代物 蓋付き小物入れ
蓋の付いた小箱に心惹かれます。
小鳥の木箱は随分と使いこまれたようで蓋の一辺が欠けています。小さな女の子がヘアピンや露店で買ってもらった指輪などを大事にしまっていたのかも？
丸の木箱は蓋を開けるとぐるぐるの迷路ゲームになっています。どの時代のものかわかりませんが子供にこんな渋くてクールな玩具を与える親ってちょっと素敵だと思います。
鶴の絵柄の2点の紙箱は紙の上から漆を塗ったような風合い。時代ものによく見かけられる文具箱からするととても小さな箱なので、当時の子供たちのままごと用のものではないかな？それともお祝いの盃とかが入っていたのかな？
蓋をあければ空想の世界に浸れる小箱。あなたも浸ってみませんか？
SELECTOR｜TOMOKO KOMATSU
CDCバイヤーT/KOMATSU
1968年1月生まれ。富山市在住。 CDCのバイヤーとして洋服、雑貨のバイイングを担当。幼少期、野山（旧山田村生まれ）をかけまわっていたせいか、春になると“山が私を呼んでいる”と勝手に感じてしまうほど山が好き。登山ではなく、もっぱら山菜採りのみ。
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